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 発達障害を持つ息子との毎日。                                                      息子の成長を願い、望み、時には喜び、時には悲しみ、                                           それでもきっとたくさんの花を咲かせてくれると信じて過ごしている様子です。                                    私の愛すべき娘と息子との日々をご紹介します。(^∇^*)♪
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鈴蘭
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性別:
女性
職業:
介護福祉士
趣味:
娘と息子♪
自己紹介:
 発達障害の息子と共に歩む
母親です。
 毎日を楽しく過ごす事を
目標に頑張っています。^^
 それでもやっぱり楽しい
事ばかりではありません。
 時々グチもこぼしますが、
宜しくお願い致します。
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 昨年、一人の女性の方が入居して来られました。
まだ80歳前で、とても元気で明るく、気さくな方です

 しかし末期癌余命は数ヶ月との診断が出ています。
ご本人も末期だとはご存知ですし、長く生きれないのも
承知しています。ただ、余命が数ヶ月だという事までは
知らない様子です。

 その方は入居のときに、最小限の身の回りの物を
持って来て、歯磨き粉のチューブを取り出した時に
『これを使い切る位までは生きていられると思うの』
仰ったそうです。

 余命宣告

 自分だったらどうなんだろう。。。
そう考える前に、その人に出来るだけ近づきたくない
気持ちがしました。
 本当にいい人なんです。そんないい人の事をたくさん
知ってしまえば別れが辛くなると思ったからです。
 今までこの仕事をしてきて、数々の別れはありましたが、
全てが『寿命』と言えるほどの高齢で、たくさん生きてきて、
心身ともに寿命を全うした方ばかりでした。

 でもその方は、もちろん自分で歩き、自分で食事を摂り、
排泄も自分で、、、と、元気な方と何ら変わりはありません。
 ただ、激痛を止めるお薬が処方されており、
その薬は看護師が完全管理。投薬も看護師のみが行っています。

 昨日は一緒にカルタをしました。
そして、おやつをスタッフが作り、一番に味見をしてもらい、
『ちょっと硬いわね~』と、アドバイスも頂きました。
 道明寺まんじゅうと桜餅の違いも教えて頂きました。(^^;ゞ 
 今日は少しお疲れのご様子で、居室でお休みになっておられましたが、
食事の時には必ずリビングに出てこられ、そして必ず全てを
召し上がり、きちんと食器を片付けて下さいます。

 正直、私はもうその方が大好きになっています。
明るく元気で、思いやりもあり、今ではリビングの中心的人物
なっています。

 ご入居してから1ヶ月が過ぎました。
私は派遣で働いているので、もしかしたらその方と永久の別れを
せず、他の施設に移るかもしれませんが、今、この時、そして
毎日をその人と一緒に色々な事をしたり、お話をしたりして
過ごせたらな、と思っています。

 だってもう本当に大好きになってしまったのですから。
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 ツボ 
 『ツボ』と言っても、体の『ツボ』ではありません。

 息子は特にそうですが、声のかけかた、タイミング等を
誤まると、いきなり怒り出したりします。

 まぁ、適度にもちあげて褒め過ぎる事がないよう、
否定する事もないように、と、最新の注意を払います。
 これはある程度付き合うと息子の『ツボ』が解って、
扱いやすくもなります。(笑)

 でも、大人になっても同じなんですよね。(^^;ゞ 

 仕事先のご利用者様で、とっても頑固な方がいらっしゃいます。
(※まあ、だいたいの方が頑固なのですが・・・)
 普段もリビングで自分の好きなテレビを観ていますが、
当然自分のお部屋にもテレビがあります。
 まぁ、食事以外では殆どのご利用者様は自室でテレビを
観ているので問題は無いのですが、食事の時は別です。

 うちの母もそうですが何故あんなにも『N△K』に固執する
方が多いのでしょう。。。
 その頑固な方は、飽きてくると適当なチャンネルに替えるのですが、
その時に他のご利用者様がいらっしゃると大ブーイング!
『ちょっと、注意してよ。このテレビはN△Kを観るって決まって
いるんだから!』←
もちろんそんな決まりはありませんが、
他のご利用者様も『N△K』に固執しているので、仕方なく
頑固なご利用者様に『みんながN△Kを観たがっているから
チャンネルを変えて下さいますか~』
と、お願いするのですが、
『オレがいつもこの場所で観ているんだから、オレにチャンネルを
決める権利があるんだよ!』
と、取り合ってくれません・・・

 何とかN△Kに変えても、すぐにまた違うチャンネルに変え、
その度に私は他のご利用者様から文句を言われ、
オタオタ、ウロウロと、困惑の極致。

 そんな時に先輩が『○○さ~ん。私、N△Kが観たいから
変えてよ~』
と、言いに来て下さいました。
そうすると頑固なご利用者様が『なに?N△Kが観たいのか?』
すんなりチャンネルを変えてくれたのです。
 先輩は『どうもありがと~』と、お礼を言い、私にこっそりと
『○○さんは、みんなが~って言うと、反発するから、
私も観たいな~って言うと、効果があるよ』
と教えて下さいました。

 な~るほど。
息子と似ている点があるかも・・・(^◇^;
などと思いつつも、早速側でN△Kで今、観たい番組が
やっているから観せてね~』
とお願いしました。

 うんうん。効果はてき面

 が、数分経つと忘れてしまい、また違うチャンネルに変えて
しまうので、常に『○○さ~ん。N△Kだよ~。観せてね~』と、
何度も側で繰り返しお願いをし、ふと背後を見ると、
食事を終えたご利用者様たちは、いつの間にか自室に
帰ってしまい誰もいません。。。

 ・・・・・あんまりだ~! o(× ×)o

 孤独の風に吹かれつつ、『○○さん。。。もういいよ、
好きなチャンネルに変えてね』
と力なく言い、
私は昼食の片付けに取り掛かりました。。。

 まぁ、でも○○さんの『ツボ』は心得る事が出来たようです。

 さてさて、過酷な5連続勤務も今日で終わり。v(^∇^)v 
明日は小学生活最後の授業参観があります。
 初めて息子の授業参観を見て、家で泣いてから5年の月日が
経ちます。もう、あの日のような苦しい思いはしないと思いますが、
あれから早5年。 感慨深いものがあります。^^
 仕事中、手洗い、うがい、消毒は日に何度もします。
ご利用者様をおトイレに連れて行った後は、必ず手洗いをし、
それから別のご利用者様をおトイレにお連れします。

 なので、手は常に荒れ放題・・・(T T)
特に爪の横のささくれがひどく、バンドエイドをして
寝るのですが、当然仕事中には外します。
そして、傷口からの感染も怖いので、いつもより念入りに
荒い、消毒をし、そしてまたささくれは悪化・・・

 しかし、施設の気遣いでスタッフ用のハンドクリームは
4種類くらい、手洗い場に置いてあり、いつ塗ってもいいのですが、
塗ってもまたトイレ誘導、塗ってもまた食事介助・・・
う~ん。。。あまり役にたたないかも~(^^;ゞ 

 それでもこの徹底した管理で、昨年から今年にかけて、
ご利用者様は風邪もひかず、また、来訪者様も必ず手洗いと
うがいをしてから入って頂くようになっているので、
外部からのノロウイルス等の感染もありません。
 そしてもちろんスタッフも、公共の交通機関を使う時には
マスクの着用など等、本当に徹底しています。

 スタッフとの会話で、『こんな施設に入居させてくれる家族は
本当に優しいよねえ~』等とお話します。
 しかし、行き届いた運営にはそれなりの費用がかかり、
それは当然入居金や月々の利用料等に影響し、
正直言って、かなりの高額です。

 う~ん。。。私は無理だなぁ~ 等と考えつつも
ご利用者様、一人一人のそれまでの生き方など聞きつつ、
『今まで頑張って来たから、これからはゆっくり出来るんですね』
等とお話しています。^^

 しかし・・・
本当に、色々な方が居て色々な人生があり、
色々な人間関係があるんだな~と、しみじみ思います。
 人生半分は超えたと思う私でも、ご利用者様から見れば
まだまだご利用者様の生きてきた半分。
学ぶべき事はたくさんあります。
さてさて、明日はどんなお話をしようかな。^^
  
 まだ気持ちの整理がつきません。

 もう1週間以上前の事なのですが、
担当のご利用者様がお亡くなりになられました。

 戦争の召集がかかった経験をお持ちの方ですから
90歳近いのかもしれません。

 施設見学に行って、一番印象が深く、怖かった方です。
認知症と、癌を持っていました。

 一日中自分の席に座り、腕組みをし、
『う~う~』と唸ってばかりいました。
 噛む癖があり、投薬の時に指を噛まれた時には
本当に指がちぎれるんじゃないかと思ったくらいでした。
スプーンも噛んでしまうので、口腔ケアは出来ません。

 自力での立位は殆ど不可能で、スタッフ2人でトイレ介助を
行っていましたが、癌の進行が進み、下血するようになり、
立位さえとりづらくなって、ふらつきも目立つようになりました。

 始めは唸ってばかりのその人の事が怖かったのですが、
時々『ありがとう~』『がんばってな~』と、お声をかけて
下さいます。そして徐々にその人の事を理解し、見守り、
側に座り、話しかける機会も多くなっていきました。

 奥様は唸ったり、座っていても時々、左に傾き隣の方に
迷惑がかかるのではないかと、ご心配しておられました。
 面会に来ると奥様は必ず浮腫んだ足のマッサージや、
歯ブラシを噛まれながらも歯磨きをしていました。
そして口癖のように私たちスタッフに『いつもご迷惑をおかけして
すみません』と、頭を下げておられました。

 『大丈夫ですよ』『とっても優しい方で、スタッフにも人気が
あるんですよ』と、お話しすると、安心したように何度も頭を下げ
帰って行かれました。

 しかし状態は下血を境に急激に悪くなり、食事も口にしなく
なりました。痩せて、力なく、そして唸るより、傾眠する事が
多くなり、恐らく今年を越す事は出来ないだろうと、思っていました。

 いつもは日中座っているのですが、それも出来なくなり、
ベッドに横たわっているその方の病室に行ったのは、
次の日から3連休に入る前日でした。

 たぶん、この方を見るのは今、この時間が最期だろう
と言う予感がしていました。
そしてその方の名前を何度も呼び、頭を撫でて
お言葉をかけました。
 忘れないようにしっかりと顔を見て。

 そしてやはり、2度とその方の姿を見ることはありませんでした。

 お葬式も終わり、落ち着いた昨日、
親族の方が荷物の引き取りにいらっしゃいました。
 その中に『杖』がありました。

 私は残念ながらその方がその『杖』をついて歩かれている
お姿は見ることは出来なかったのですが、
いつも居室にその『杖』が置いてあり、きっとその『杖』をついて
昔は歩かれていたんだろうな~と、掃除の度に見ていました。
 きっとご家族にとっても思い出深い『杖』だったと思われます。

 危篤状態の時、親族の方は泊まりこみで居室に集まり、
スタッフ、ナースが見守る中で安らかに息をひきとったそうです。
 そして奥様がお別れのキスをしたそうです。
みんなに見守られて、癌の痛みが出る前に安らかに逝けた事は
よかったのかもしれません。

 決して慣れる事の無い人の死の重み。
高齢化社会が叫ばれる中、全ての命は等しく尊く
忘れる事無く心に刻まれるものだと改めて感じました。

 安らかなご冥福をお祈りすると共に、
スタッフの一人として、人生の中に関わらせて下さった事を
深く感謝致します。
 今日は年末年始の仕事のシフトが決まりました。

 いやぁ~ やっぱり結婚している人が多いから、
年末年始はお休み希望の人がたくさんいます。
 たくさん居すぎて、毎年休める人は抽選だとか・・・

 私の場合、旦那がいないので、
こういう時にとても便利? です。
 旦那に気を使う事もないし、実家に住んでいるから
実家に帰る事もないし、母が居てくれるから、
子ども達を置いて仕事に出ても安心だし。

 ってな事で、希望休は年末年始は出しませんでした。
結果、やはり元旦、2日と出勤決定~σ(^◇^;; 
 かろうじて大晦日はお休みでした。
でも、今年は大晦日恒例の、家族年越しは私だけパスかなあ~

 それでも必要とされているという事は本当に嬉しい事で、
今日、派遣元から電話がきて、更に3月末までの更新を
お願いされたとの事です。しかもご指名で。^^

 一番長かった派遣さんが半年と聞いていたので、
10ヶ月になる12月でお終いかと思っていたのですが、
またまた更新頂けるとの事で嬉しく思いました。
 だけど、それだけプレッシャーも強くなります。
何せ、日々何が起こるか解りません。
毎日毎日緊張の連続。そして・・・

 『ママ~白髪増えたね~』と、息子がニヤリ・・・

 一昨年までは白髪が見つかる度に
『あ~、この白髪はYが何かしでかした時のY白髪だ~』
などと命名していたのですが、
最近の白髪は・・・ヽ(´・`)ノ フッ・・・

 いいもん・・・まだ表面には見えないから・・・
(つまり、内側からジワジワと増えてるという事ですが…)(泣)
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