電話をきった後、私は心の中で『お願い神様!』と
祈りました。
私は滅多に神様にお願いはしません。
お願いは自分で叶えるもの、努力するものだと思って
いるからです。
電話の相手は息子の中学の校長先生でした。
今日はこの後、2時30分から3者面談があります。
私の仕事の都合で今日を面談の日にお願いしました。
そして、決定の書類を読むと、息子は面談の一番最後でした。
これはチャンスかもしれない。
学校に説明とお願いに行きたいと考えていた私は、この最後の
時間になった事で、その機会が『今日だ』と思えたのです。
校長先生へ電話をしたのは、面談に校長先生、副校長先生、
養護の先生、そして各教科の担当の先生方、息子に関わる全ての
先生に息子の障害の事について、私から説明とお願いをしたいと
思ったからです。
しかし、いきなりの電話。
校長先生は午後から用事があり、同席は出来ませんが、後日
日を改めてお話を聞いて下さると仰って下さりました。
そして、その他の先生方で、今日同席が可能な先生に話を聞いて
頂くと言う事で、面談の後、校長室でお話をする事になりました。
『どうか神様、私に力を下さい!』
『今日、1時間、私の気持ちが先生方に伝わるように話が出来るよう、
力を貸して下さい』
電話をきった後、私はそう祈りました。