テレビではまた『誰でもいいから』と言う痛ましい事件が
報道されました。
『父親を殺したかった』『誰でもいいから道連れにしたかった』等
身勝手と思える理由で、何の罪も無い人たちが殺される事件は
私の気持ちを苦しくします。
ある日、ご利用者様から聞いたお話しなのですが、
昔、その方のご近所にどうしようもない男性がいたそうです。
ご家族と一緒に住んでいたそうなのですが、成人しても尚
親元にいて、荒れた生活をしていたそうです。
このままだと、いつか他人様を傷つけてしまうかもしれないと
考えたご両親はある日、その息子に1日だけ好きな事を
全てさせたそうです。
好きな所に行かせ、好きな物をたくさん食べさせ、
お酒も好きなだけ飲ませ、とにかく『最高の一日』を
その息子にさせたそうです。
そして、その息子が寝入った後、井戸に投げ込んだそうです。
本当にあった話なのかは定かではありませんが、
とても切なくなりました。
子を持つとどうしても親の視点で物事を見てしまいます。
その親がどんな気持ちで最後の『最高の一日』を
愛する息子と共に過ごしたのか。。。
もしかしたら明日は心を入れ替えて真面目になるのでは
ないだろうか、という考え(望み)も浮かんだのではないか。。。
等など。。。
子を持つという事は、大きな大きな責任をも背負うことなんだと
今更ながら思いました。
最近は親に依存する子どもが増えていると聞きます。
また、子どもに対し過干渉な親も多いと聞きます。
私はどうなんだろう。
自分に問いかけます。
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