久しぶりに日曜日がお休みだった今日、
起きてキッチンに行ってみると・・・

　鍋が２個、どんぶりも２個、箸も２膳、まな板、包丁が、
シンクに乱雑に置かれていました。
　そして生ゴミ入れからはみ出した、ネギの皮、ゆで卵の殻。

　昨夜の夕食は息子のリクエストで煮込みラーメン。
それがとても気に入ったらしく、どうやら今朝は娘と息子は
またしてもラーメンを作った様子です。

　しかし・・・

　この有様は・・・（怒）

　せめて後片付けしてよ・・・

　と、ぶつぶつ言いながら片づけをし、息子の昼食を作り終え、
息子を呼び、

　『ちょっと～、片付けくらいしてよね～』と言いました。

　ものぐさな私は通常、まな板は使いません。
牛乳パックをよく洗って、開いて乾かし、それを使い捨てに
しています。(^^ゞ

　ネギとゆで卵とまな板と包丁はてっきり息子が使ったと
思っていたのですが、

　『え！？　オレ、使ってないよ』と　意外な答え。

　娘が料理をする訳がない。　
と、自信を持って思い込んでいた私。

　あら、意外。　包丁使えるんだ。o(￣ー￣；)ゞ

　そういえば、以前、りんごの皮むきが上手く出来たと
私に見せに来た事がありました。
↑　あくまでも見せただけで、私にはくれませんでしたが・・・

　料理と言えば、息子　と思い込んでいた私。（笑）

　娘、１８歳。　来月には１９歳。

　う～ん。。。　

成長しているんだなぁ～としみじみと思いました。(^▽^;)

　遅番の仕事を終え、家に帰って洗濯をするともう10時。

　どうしても夜に洗濯をする事が多い我が家。
今夜も洗濯物を干していると、トイレに降りてきた息子が
『夜空が見たい～』と言って来ました。

　昔　昔

　息子がまだ小さくて、抱っこが出来るくらいの時に、
よく私が洗濯物を干す手伝いをしてくれていた息子。
　星が綺麗な時にはそんな息子を抱っこして
『ほ～ら、お星様だよ～』と、庭を歩いていました。

　『昔、ママは抱っこして夜空を見せてくれたよね』

　息子が言いました。

　覚えていたんだ！

　とても懐かしく、そしてとても嬉しく感じた私。

　『今はもう、抱っこは無理だね』と、笑う息子。

　『うん。おっきくなったもんね』と答える私。

　昔　昔

　息子を抱っこして見上げた夜空。
今日もお星様は綺麗に輝いていました。
　洗濯物を干す手をしばし休め、夜空を眺める私と息子。

　忙しいひと時の、とても幸せな時間でした。＾＾

　ここ数ヶ月、息子にちょっと変わった行動が
出始めました。

　息子曰く『散歩してるんだよ』との事。

　ふむふむ・・・
それが日中なら納得もするでしょう。
がんばれよ～　とも言えるでしょう。

　しかし息子の散歩タイムは決まって夜。
だいたい夕食を終えた7時前後。

　あれ程夜道を怖がっていたのに、ちょくちょく息子は
姿を消します。
　そして帰ってくると『散歩してきた』との事。

　コンビニでジュースを買ってくる事もありますが、
今日などは1時間近くも出かけていました。

　息子は帰ってくると『あ～、寒かった～』と、私の手を
ぎゅっと握って、冷たくなった手を温めます。

　『何してきたの？』と、私が聞くと

　やっぱり答えは『散歩』

　そして

　『歌を歌ってきたんだ。人前じゃあ歌えないけど、
一人なら歌えるから』と、今日は変わった返答でした。

　『ま、人前で歌うつもりもないけどね』

　息子はそういい残し、お風呂に入りに行って
しまいました。

　『歌？歌の練習？』

　悩む私。。。

　確かに私と娘とカラオケに行っても絶対に
歌おうとしない息子。

　歌いたかったのか？

　いや、そんな感じはしなかったけど。。。

　う～～～ん。。。

　悩む私。(ーー;)

　まぁ、それが息子なりの気分転換ならいいのですが
何を思い、何を考え夜道を歩くのか。。。

　娘は冗談で『彼女でも出来たんじゃない～？』などと
言っていますが、　まあ、それはないない。（笑）

　息子の散歩が息子にとって楽しい事でありますように。
そして、人攫い？に会いませんように。
　今はそれだけ祈る母でした。

　台風が近づいています。
雨が激しくなってきました。
風も強いです。。。

　でも・・・

　私の心の中も嵐が吹き荒れています。

　夜、息子の担任の先生から電話がありました。

　『明日は休校になりました』　とのこと。

　まあ、関東直撃は避けられないのだから当然の決断だろう。　
　内心、他に何も言われませんようにと祈りつつ、
『ご丁寧にありがとうございました』と、早々に切り上げようとすると、

　『あ、せっかくお電話したのでお知らせしておきます』と
恐怖の一言。

　『あうっ！きた～～～！！』　心の中で叫ぶ私。

　『息子さんが何度言っても、教科書を忘れてくるので、
今日は手に書かせて頂きました』

　担任の先生はそう言いました。

　『え？　あ、はぁ。　』　と、よく理解できないまま答えた私。

　電話を切ると息子を呼び、手を見せるように言いました。

　すると・・・

　手の甲に油性マジックででかでかと

　『英　教科書』

　と、書かれていました。

　・・・・・・・・・・！！

　思わず言葉に詰まる私。
息子は『俺は無くしたって何度も先生に言ってるのに、
全然信じてくれなくて、こんなの書いたんだ」と。

　確かに教科書を紛失したとの事は息子から聞いていました。
なので、先生に再購入したいと言うように息子に言いました。

　なのに・・・

　なんで・・・？

　心に吹き荒れる嵐、そして悲しみ。

　息子の手はメモ帳ではありません。

　くやしい。。。｡･ﾟﾟ･(>_<;)･ﾟﾟ･｡

　いっそデジカメで写真を残そうかとも思いましたが、
学校と喧嘩しても仕方がありません。
　息子の為に頑張って下さっている先生もいます。

　今はぐっとこらえ、ネットで教科書を探している私です。

　昨夜は夜勤でした。
いつものように『行ってきまぁ～す♪』と、家を出て、
長い夜勤を終え、記録を書いていると、日勤の同僚ママさんが
出勤してきました。

　『あ～！　やっと長い休みが終わったねえ～！
　きょうからやっと学校だよ～！』と、語りかけてきました。

　『えっ！？　今日ってもう平日なの？学校だっけ？』と
ボケている頭をフル回転させ、考える私。

　『そうだよ～。長かったよね～』と言う同僚の言葉を
聞きながら、ふと不安感が・・・。

　『Yに今日から学校だって言って来なかったけど、
　ちゃんと学校行ったかな・・・。』

　娘は大学生でまだ夏休み。

　私は不規則な出勤体制。

　果たしてこの環境で今日から学校だと息子は
気づいただろうか。。。

　ドキドキドキ・・・

　時計を見るとすでに９時をまわっています。

　『どうか、今日から学校だと気づいていますように！』

　そう祈りながら仕事を終え、家に戻ると・・・

　娘が居ました。

　そして息子はちゃんと学校に行ったそうです。

　えらい！

　勉強が出来なくても、まず登校することに意味があるだろう！

　よく気づいた！　上出来だ！　息子！

　他に褒めるところがないから学校に行くだけでも
褒める対象になる息子。

　些細な、当たり前の事でも、褒めるところはあるものですね。（笑）