テレビを見ていたら、街角で『FREE HUGS』と
紙に書いて、持っている人たちの事をやっていました。
まぁ簡単に言うと、知らない人とぎゅ~っと抱きしめ合う
だけなのですが、一人の少女が幼い頃に受けた、性的虐待の
経験から対人恐怖症に陥ってしまい、それを克服する為に
『FREE HUGS』という紙を持ち、渋谷の駅前に立っていました。
すると、まず綺麗な女性が寄ってきて、暖かい抱擁。
そして、次々と男女問わず皆が彼女をぎゅ~っと抱きしめ、
そして彼女も安心した顔でぎゅ~っと抱きしめていました。
それだけの事なのですが涙が出ました。
抱き合う事、抱きしめ合う事。私は物心ついた時から
両親に抱きしめられた経験がありません。
手さえ繋いだ想い出もなく、いつも姉と一緒だった記憶が
あります。
今、親になって自分の子ども達を抱きしめると
とても幸せな気持ちになります。
暖かい体温を感じ、私の体に回された小さな手を
(娘の場合はもはや私と同じくらいですが)愛しいと思い、
そしてとても満たされた気持ちになります。
見ず知らずの人たちが抱き合う姿を、年配の方たちは
『日本では合わない』『一時的に抱き合うのではなく、
その事を通してどうやってその人と付き合っていくかを
考えた方がいい』などと仰っていましたが
私には例え一時だとしても、お互いの存在を抱きしめ合える
事はとても大切な事だと思いました。
見ず知らずの人たちと抱き合う。
つまり見ず知らずの人たちでも抱き合う気持ちが生まれ、
お互いが幸せな気持ちになれば、諍いは無くなると
思います。
色々なご意見があると思いますが、
私はたぶん『FREE HUGS』の紙を持った人が
立っていたら、ぎゅ~っと抱きしめ、
そして抱きしめてもらいたいです。^^
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