『どうせ信じてくれないだろうけど…』
この一言が最近の息子の口癖になっています。
何かを問いかけ、それに息子が答えた後に『どうせ~…』と
付け加えます。
これは明らかに息子が自分の答えを受入れてもらえない事が
多いからだと考えられます。
私は極力、息子から言葉を引き出し、信じ、受け止めようと
努力してきたつもりです。
しかし今朝トイレに入った時に便座に水滴が落ちていました。
女3人に囲まれ、一人男性の息子、当然便座はいつも閉じた
状態になっています。
そして朝など、息子はその便座を上げずにおしっこをしていて、
便座が濡れている事が多かったので、注意をし、便座を上げて
おしっこをするようにさせました。
ところが今朝、便座が濡れており、息子を呼んで『ちょっと見てご覧。
濡れているでしょう』と、キツイ口調で言いました。
息子は『え~!でも、ちゃんと便座を上げておしっこしたよ~!』と、
反論。
『じゃあどうして便座が濡れているのよ』と、私もついつ叱る口調に
なってしまいました。
息子はふてくされブツブツ言っていましたが、いざ私が便座に座ってみると、
そういえば昨日も便座を半分くらい上げ、それを押さえながらおしっこを
している姿を見た事を思い出しました。
便座を半分だけ上げるのは、そのあと便座を戻すのを容易にする為です。
そしてよく考えれば、便座を戻した時におしっこがついてしまう状況も
ありえるのです。 と言うか、父親がいなかいので、息子はおしっこを
する時に、ちゃんと支えたり、終わった時に振る?事を知らないで
育ったのです。
女性多数の中で育った息子は、常に便座を降ろすようにと言われて
育ってきました。
しかし私は正しいおしっこの仕方を教える事はしなかったのです。
本当に些細な事ですが、こういった事からも息子は
『自分はちゃんとやった』のに解ってもらえない。
そういう気持が積み重なっていくのかもしれません。
頭ごなしに叱ってしまった事を反省し、叱る前に今一度考えるように
心がけようと思った出来事でした。
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