今日、仕事場のテレビで『発達障害で~』との
言葉を聞き、思わずテレビを見てしまいました。
それは某事件を起こした少年が『発達障害』だった
との事で、弁護側が主張しているらしいのですが、
すごくショックを受けました。
本当にその少年は『発達障害』なのかもしれません。
でも、どんな『発達障害』なのか、経緯も何も説明が
無いまま、ただ単に『発達障害だから』と、一くくりに
されて放送されてはたまったものではありません。
『発達障害』は色々な障害の総称のようなものであり、
個々に色々な障害であったり、複数が絡み合った
障害でもあります。
しかし、何の知識も無い人がこのニュースを見たら、
『発達障害』を、どんな障害だと考えるのでしょうか。
まだまだ一般には理解されていない障害なのだから、
もっと配慮をした言い方をして欲しかったです。
弁護をする弁護士側から見れば、
どんな障害でもよかったのかもしれませんが、
仕事中だというのに私はその場で凍り付いて
しまいました。
悲しさと憤り。
少年の辛さも解りますし、かといって自分が被害者側の
親であったのなら、まさに怒り絶頂、ふざけるな! と
言いたくなると思います。
そして夕食時。 同じ内容のニュースが放送され、
一緒に夕食を食べていた息子の手が一瞬止まりました。
『発達障害』
それは、息子に説明する時によく使った言葉です。
その後、息子は何も言わず食事をし、
私も、娘も、そして母も、その話題に触れる事無く
食べ終わりました。
だけど、やはり私としては悔しいような悲しいような
複雑な気持で一杯です。
『障害があるから・・・』と言う言葉は、私が息子のした事に
ついて謝罪する時に絶対に使わなかった言葉です。
障害を持っていようと、持たなかろうと、相手を傷つけて
しまった時、 心からお詫びをする事が何より大切だと
思っているからです。
その少年が犯してしまった罪は『殺人』
いくら謝っても許される事ではありません。
少しでも罪を軽くしたい、と考える気持も
解らなくもないです。
でも、それでもやっぱり
切なくなるニュースでした。
PR