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 発達障害を持つ息子との毎日。                                                      息子の成長を願い、望み、時には喜び、時には悲しみ、                                           それでもきっとたくさんの花を咲かせてくれると信じて過ごしている様子です。                                    私の愛すべき娘と息子との日々をご紹介します。(^∇^*)♪
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プロフィール
HN:
鈴蘭
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性別:
女性
職業:
介護福祉士
趣味:
娘と息子♪
自己紹介:
 発達障害の息子と共に歩む
母親です。
 毎日を楽しく過ごす事を
目標に頑張っています。^^
 それでもやっぱり楽しい
事ばかりではありません。
 時々グチもこぼしますが、
宜しくお願い致します。
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 6月13日
 子ども会の定例会があり、先日自宅近くで家事があり、
集団下校になり、先生に引率され息子はかなりの遠回りをし、
帰って来た事を知りました。
 その日は塾の日だったのですが、息子は塾の先生に
『火事があったから塾に行けない』と、断ったそうですが、
先生には火事を理由に塾をサボったとしか伝わらず、
もちろん私にもただの言い訳にしか聞こえませんでした。
 しかし、自宅近くが通れなかったのなら話は別です。
何故、そういった事を説明できないのか。。。
定例会が無ければ、私も塾の先生も全く状況の判断は出来ず、
『塾をサボった。逃げた』としか思えなかった出来事です。
 改めて息子の言語能力の低さに不安を持ちました。

 6月15日
 塾の先生からお電話を貰いました。
 『今月の月謝はYU(娘の名前)は辞めたから
Yの分だけでいいから持たせて下さい』と。
・・・前々から娘が塾の先生の過剰な期待に
疲れていた事は知っていました。
 入学当初の成績は10数番。
それが今年の1年の後期の成績で2番にまで上がりました。
 しかしそれが結果的に娘を追い詰め、
テスト前になると鬱状態になる事が多かったのです。
 私は特に成績には拘らず、テストの点数も知らない事が
あります。『頑張ったのなら悪い点数でもいいじゃない?』と
言い続けてきたのですが、塾の先生の期待は高く、
上を上をと娘に期待し続けます。それが結果的に裏目に出て、
娘は自ら塾を辞める結論に達したようです。
 そして息子の事について、個別支援級に入れる事を
考えている事を話すと、『そんな事をしたら、ますます楽な
状況になってしまう。出来ないんじゃなくて、やらなくても
叱られないからやらないだけ。だから塾では他の子より
進んでいるくらいなんだから。お母さんは完全になめられて
いるんだよ』と、言われてしまいました。
 息子はどう思っているのか、どうする事が息子にとって
幸せな事なのか… 袋小路に入り込んでしまっている
状況に疲れてしまいました。

 6月16日
 担任の先生からお電話を頂きました。
残念なお話なんですが…
と前置きをしながらお話して下さった内容は、
 15日(金曜日)に、子ども達で話し合いをするので、
机を移動して、『コ』の字の形にしようとしたそうなのですが、
息子は何故か自分の机を移動する事を拒否し、
男の子と喧嘩になってしまったそうです。
 中々机を移動しない息子に相手の子が苛立ち、
息子の机を移動したそうなのですが、息子はまた机を
元の位置に戻し、そんなやり取りが何度かあった時に
『お前のそういう所が障害なんだよ!』と、相手の子が
息子に言ったそうです。
 先生はその場にいらっしゃらなかったそうで、後でその話を
聞いてから、相手の子にそういう言い方をした事に対して
注意をして下さったそうですが、相手の子にも申し訳ない気持に
なり、そして息子はどんな気持だったのかと考えると
ショックで呆然としてしまいました。
 しかし、金曜日の息子の様子は、『今日は学校でプール掃除が
あったんだよ~。体操着でやったから、体操着も濡れていた
でしょ~?』と笑っていたのです。その姿は本当に何事もなかった
かのような笑顔で、だからこそ先生からそんな事があったと
お話を聞いた時に、尚更ショックを受けてしまったのです。
 そんな事を言われても息子は何も感じないのか。
何も話してくれないのか・・・不安で押し潰されそうになりました。

 6月17日
娘の部屋でゲームをしていた息子。
息子の部屋は相変わらず散らかり放題です。
片付ける事が苦手な息子。せめて少しは片付けておこうと
カード類や、ゴミを片付けたのですが、部屋に戻った息子は
『あ~あ!カードを別けて置いておいたのに!
またやり直しだよ~!』と、ふてくされた態度。
 疲れがMAXだった私は怒る気持にもなれず『あのね、
貴方が片付けるのが苦手だから、少しだけ片付けたのに
文句ばかりでお礼も言えないの?』と、溜息交じりで言うと
『じゃあ、ありがとう!』と、言葉を投げつけベッドに潜り込んで
しまいました。時間割も揃えず、もちろん音読もせず。。。
 何の為に私はいるんだろう。何故解ってくれないんだろう。
私も読み聞かせをする気持になれず、
自室に戻って声を殺して泣いていました。
 もう、本当に疲れてしまって、疲れてしまって、
全てを放棄して逃げ出したいと思うくらいでした。

 6月18日
いつもは朝、一緒に家を出る息子と私。
しかし今日はもう息子に声をかけるのも嫌で、
『先に行くから』とだけ言うと、さっさと家を一人で出ました。
バス停でバスを待っていると、息子が登校していく姿が見えました。
相変わらず冬物のトレーナーに、フードを被り、下はハーフパンツ、
手にはプールバックという、本当にアンバランスな格好です。
その姿が見えなくなるまで切なく、やりきれない思いで
ずっと見ていました。 ずっと ずっと・・・
 夜も話すこともなく、1年生からの習慣だった音読、読み聞かせも
せず、息子の部屋とのドアを閉め、息子を見ないようにしました。
 この先どうしよう。私のしてきた事は間違っていたのだろうか。
いつか息子は私を憎み、殺そうとするかもしれない。
でも、息子に殺人犯になんかなって欲しくない。
そう思うなら自ら死ぬから、殺す前に言って欲しい。
そんな事を漠然と考えていました。
 息子には絶対日の当たる道を。。。
その思いだけは揺らぎません。

6月19日
懇談会
本当は行きたくなかったのですが、偶然仕事が休みで、
また先週、担任の先生からお電話を頂いた時に、
『また何かありましたら懇談会の時に』と言われていたので、
休んでしまうと先生にご心配をおかけしてしまうと思い、
ノロノロと支度をして出かけていきました。
 懇談会・・・
懇談会は生徒達の日頃の様子などを先生がお話して
下さいますが、息子の行動は通常の行動と違うので
お話を聞いていても、正直辛い事が多いです。
普通の子はもうこんな事もできるのか、こんな風に
思いを伝えたりできるのか、と、ついつい比べてしまいます。
また、廊下等に張り出されている色々な作品を見ても
どうせ息子のは無いだろうと、探すのさえ諦めてしまいます。
 今まで人前では絶対に泣かない。そう決めていたのですが、
懇談会の終了の後、先生とお話をしているととうとう涙が
溢れてきてしまいました。
 唇を噛み締めても、手を握り締めても涙が止まらず、
家で泣いてから来ればよかったなどと後悔してしまうほど
私の涙はいつの間にかこんなにも溜まっていたようです。

 その夜、ベッドに横になっていた私の隣に息子が
入ってきました。息子はカードを並べながら私が手を
差し出すと、手を握ってくれました。
 数日間離れていた心がやっと繋がった気がして、
また涙が流れてきました。
 息子には背を向けて、息子の手をぎゅっと握りながら
声を殺して涙を流し続けていました。
 その夜はやっと、落ち着いて眠れる事が出来ました。

 この数日間、色々な事があり、色々な考えが浮かんできました。
塾の先生の最後の言葉は『もっとYUを見てあげて。
今、必要なのは見てあげる事だよ。
Yは大丈夫だから、YUをもっと見てあげて』と。
 娘も苦しんでいる。
 息子も苦しんでいる。
 そしてやっぱり私も苦しい。

 それでも進まないといけない。
私はこの子ども達を幸せにする為にいるのだから。
みんなで幸せになる為に生きているのだから。

 職場で認知症の方々の瞳を見つめると、
白く濁った目で私を見つめ返してくれます。
 私よりはるかに辛く、苦しい時代を生き抜き、
ここにたどり着いたお年寄り達。
 そんな瞳を見ていると、自分はまだまだ頑張らないと
いけない。もっともっと頑張れるはずだ。
 そう思えてきます。
 トイレ介助など、2人きりになった時にそっとグチを
こぼします。
 もちろん答えは無く、白く濁った瞳で私を見ます。
それでも私はその瞳から力を貰い、
『そうだよね。人生まだまだだよね。もっと頑張らないとね』と
力が湧いてきます。
 腕を組みながら無言で頷くおじいさん。
私は笑顔で『うん! どうもありがとう!』と、お礼を言いました。
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