昨日は悲しい事があり、家に帰っても落ち込んでいました。
今は息子の勉強は息子の自主性に任せ、
夜の音読もしたい時にさせています。
しかし、読み聞かせは、スキンシップの一環として、
息子に頼まれればほぼ毎日読んでいます。
昨夜も息子が『ママ~本、読んで~』と、甘えてきました。
ところがその気力が無く、どうしても読む気になれません。
理由もなく断わっても息子は納得しないだろうと、
素直に気持ちを伝えました。
今日ね、ママの大好きなご利用者さんが死んじゃったの。
100歳近くだったけど、いつも笑顔で本当に大好きだったんだ。
病院で死んで、仕事場まで車で連れて来てくれたから、
お別れをする事は出来たんだけど、とっても悲しかったの。
だからね。 今日はママ、悲しくて本を読む事が出来ないんだ。
ごめんね。 明日でいいかなぁ。 と。
その時の息子の反応は、悲しそうな、それとも悲しんでいる私を
心配しているような、そんな顔をしていました。
そして、『でも、100歳まで生きたんだ。長生きだね』と言い、
読み聞かせ出来ない理由を納得してくれて『じゃあ、お休みなさい』と
言って、いつもはゴソゴソ布団の中で本を読んだりしているのですが、
昨夜は静かに眠ってくれました。
一人の時間を持てた事に感謝し、
改めて涙が流れてきました。
この仕事に就いている限り、
これからも何度も何度も経験する事です。
死に一番近い仕事かもしれないし、
常に死を意識する仕事かもしれません。
でも、どんなに悲しくても決して『死』に対して
慣れる事無く、厳粛に受け止めたいと思います。
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