昨日私が家に帰ると、母から学校の担任の先生から
日中電話があったと聞かされました。
またかい・・・ 今度は何した・・・
等と心の中で溜息をついていると、何やら担任の先生が
受け持っている体育の授業で、授業が終わると必ず感想を
書いて出す決まりになっているそうなのですが、息子が
感想を出さずに注意も聞かずに帰ったので、月曜日に必ず
提出させて下さいとの内容だったそうです。
・・・そういう事は、わざわざ家に電話をしてこなくても・・・
と、正直思いました。
他の教科でもそうですが、息子はプリントを仕上げるのが
遅く、提出が滞っているものがたくさんあります。しかし、
その度にわざわざお電話を頂いた事はありません。
何故か・・・
答えは簡単。出さなければ成績にひびくだけで、
自業自得だからです。
申し訳ないのですが、私には担任の先生の
個人的感情が入っているように感じられて
仕方ないのです。
母も『Yは担任の先生とうまくいっているの?』と
聞いてきました。
担任の先生の話し方が余りにもしつこく、突き放した
ような話し方だったらしく、心配になった様です。
『いんや。全くうまくいってないよ』と、
私が正直に答えると『ああ、やっぱり。Yも電話を
代わっても何も喋らないものだから、もしかしてと
思って・・・』と、落胆した様子です。
これは仕方が無い事でしょう。
大人同士の世界にだって、誰でも好きな人や苦手な人は
いるし、出来れば関わりたくない人もいる事でしょう。
まぁ、早いとこ1年が過ぎた方がお互いの為に
いいだろうと、私は考えていました。
が! 心地よい太陽の下の静かな休日、
電話が鳴りました。ナンバーディスプレイを見ると学校の
電話番号です。
まだ言い足りないのだろうか・・・
私はテレビの音を小さくして、受話器をとりました。
案の定担任の先生から。
そして・・・
案の定、母に言った事と同じ内容。
殆ど頷きながら先生のお話を聞きつつ
『嫌い』な気持ちって、例え相手の目を見なくても、
言葉からでも解っちゃうものなんだなぁ~と、
しみじみ思いました。
そしてふとした言葉遣いでも・・・
『私は、この紙はお前を知るために大切なもの
なんだと言っているんです』と・・・。
おいおい、『お前』扱いかい・・・
うちの子、ちゃんと名前があるんですけど・・・
等と、突っ込みを入れる事はせず、淡々と先生の
話を聞き、謝る私。
その時、何かが吹っ切れました。
『ああ。無理に誰にでも理解してもらう必要は
ないんだなぁ。理解できない人は必ずいるし、
それを強要する事は出来ない事なんだ』などと
いきなり悟りを開き、
どうぞ。お好きなだけお話して
ストレスを発散して下さい。
何も出来ませんが、話を聞き、
謝る事は出来ますから。
と、いつの間にか考えていました。
これは私自身の自衛の手段と一つの成長です。
電話が鳴る度にドキドキしていたら、この先身が
持ちません。
だって先は長いのですから。
時には諦めも必要です。
開き直りも重要です。
そして鈍感になる事も絶対に必要なのです。
そう。
だから私は『リラックマ』が好きなのかもしれません。
あ・・・ あんまり関係ないか・・・(笑) ^_^;