昨日、3月まで派遣で行っていた職場の
スタッフから
メールを貰い、私がいつも湿布を貼っていたご利用者様が
入院されたとの事で、仕事前に
お見舞いに行って来ました。
私が一番気にかけていた
末期癌のご利用者様です。
何故か私を
指名して、いつも湿布を貼らせて頂いた方です。
『あなたなら忘れないから』と、仰って下さった言葉に
どんなに力づけられたか。。。
そして不思議にも
今の職場でもご利用者様に湿布を
頼まれる事が多いです。
(
※これは他のスタッフが忙しい中、どう動けばいいのか
解らずにぼ~っとしている事が多いからだと思われます)
『○○さん』と、声をかけるとかすかに目を開けて下さいました。
『私です。覚えていますが?いつも湿布を貼らせて頂いた
××です』と言うと、
『ああ。××さん?』と、仰って下さいました。
『あの日(私が辞める日)また遊びに来ますねって約束したでしょう。
だから、ここまで遊びに来ちゃいました』と言うと、
『そうだったわね』と微かに微笑んで下さいましたが、
『今は朝?
それとも夜なのかしら?』と、転移は恐らく
脳にまで達していると
思われるご様子でした。
私が辞める直前には、胸に水が溜まっているとの事で、
状況はかなり
悪化していると
覚悟はしていたのですが、
先月に会ってから、まだ
3週間余り。
何でこんなにいい方が苦しまないといけないのか・・・
本当に辛くなります。
『○○さん。今の職場でもよく湿布貼りを頼まれるんですよ』と
言うと、
『そうでしょうね。××さんは湿布の貼り方がとても上手
ですもの』と、仰って下さいました。
大好きな○○さんの笑顔。その笑顔を見ていると、今はもう
別の職場で働いている私ですが、
『みんなも待っているから、
早く△△△(←以前の職場の名前)に帰ろうよ』と言ってしまいました。
1年と1ヶ月。その内の
1/4を○○さんと過ごしました。
私にこの仕事をしていて、
本当によかった。と、改めて感じさせて
下さった方です。
○○さんの入院されている
病院から10分位のところに
今の職場はあります。
何だか
深い縁を感じ、時間のある限りこれからも○○さんの
病室を訪ねようと思いました。
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