時間がある時に、以前働いていた派遣先の大好きな
ご利用者様が入院している病室に
寄るようにしています。
末期癌・・・
でも、最期まで私はその方の
側にいたいと思っています。
そして今日。
早番で仕事の帰り、病院に行こうか、それとも今日は疲れて
いるので、明日の仕事前に寄ろうかと考えながら歩いていると、
信号が点滅。
左に渡る信号です。
左に渡れば
病院。直進すれば
バス停。
私は
『急いで渡って病院に行きなさい』というような
感じがして、
急いで信号を渡りました。
そして病院へ
向って歩いて、病院の手前のコンビニを過ぎようと
した時、
『あ~~!』と言う声がして、そちらの方を振り向くと・・・
何と、以前働いていた
派遣先の施設長が驚いた顔をしてこちらを
見ています。
私も思わず
『わ~!わ~!』と、喜びの声を。
以前働いていた派遣先の何人かの方とは
メール交換を
しているのですが、中々遊びに行く時間がなく、会えなかったの
ですが、
何と言うめぐり合わせでしょう。
^^
施設長はお見舞いを終え、
帰る途中。
私はこれからお見舞いに
行く所。
これも大好きなご利用者様の
引き合わせだと感謝しました。
施設長のお話だと、現在は
痛みを緩和するケアをしており、
状態が
落ち着けば施設に
戻る事も考えているとの事です。
そうなれば
本当に嬉しい事です。
お見舞いに行く度に、
今日はどうだろう・・・と
ドキドキしながら行くのですが、今日は施設長から状態を
聞いていたので、安心してお見舞いに行けました。
^^
するとお部屋は今までナースステーションの隣の部屋だった
のですが、今日は
一般の病室に移動されていました。
『○○さん』
と、声をかけるとかすかに目を開けて笑顔で答えて下さる○○さん。
でも、残念ながらやはり状態は
悪化しているように感じました。
それでも私が
『私ね、○○さんにとてもたくさん教えて頂いて、
とてもたくさんの力を貰ったんですよ』と、言うと動く事も儘ならない
お体なのに、布団の中から
手を差し出して下さいました。
私はその手をぎゅ~っと握り
『○○さん、大好き。私、○○さんの
お陰で、この仕事をしていて本当によかったって思っているんですよ』と
言いました。○○さんは優しく微笑んで下さり、その手の温もりも
とても暖かく、優しいものでした。
限りある命。
今、自殺をする人が後を絶たない現代で、
こんなにも愛され、
こんなにも生きたいと祈っている方がいる事を知って欲しいと
心から思います。
どうか生きて下さい。お願いします。
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