今日は終戦記念日です。
職場でも、ご利用者様が見ているテレビから、
各地の様子が伝えられていました。
1分間の黙祷。
戦争の事を知らない私にも、その1分間の想いが
ヒシヒシと伝わってきました。
先日、私の担当フロアーではないご利用者様が
ご逝去なさいました。
このひと月で実に4名の方々がお亡くなりになられました。
お年は90歳。大往生です。
しかし、このご臨終の場に、新しく入ったばかりの
若い男性スタッフが立ち会っていました。
恐らく資格を取得し、初めての職場であり、
初めての臨終の立会いだったと思われます。
人の死を目の当たりにする事は
本当に辛い事だと思います。
ましてや入社したばかりで、そのような現場に
立ち会うことになってしまい、心構えもないままに、
ただただ立ち尽くす事しかできなかった事は、
本当に辛かったと思います。
その日を境にその男性スタッフは、
今日まで姿を見せていません。
心配をした事務の方が、その男性スタッフのロッカーを
開けてみると、中には施設から支給された名札だけが
置いてありました。
この仕事をしていれば絶対経験する事なのに・・・と、
事務の方は言っていましたが、やはり入社そうそう、
ご利用者様の死に直面してしまった男性スタッフの
ショックは相当なものだと思いました。
人の死は本当に重く、辛いものです。
戦争で犠牲者になられた方々。
戦争に召集され、愛する人たちと別れた方々。
また、戦争によって遺族になられた方々。
そして今日でも人の死は常にあり、
それ故に生まれてくる生命の尊さを実感します。
国を越え、民族を越え、人種を越え、
人間が人間同士として、互いを愛し、
協力して進んでいけるような未来を切に願います。
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