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 発達障害を持つ息子との毎日。                                                      息子の成長を願い、望み、時には喜び、時には悲しみ、                                           それでもきっとたくさんの花を咲かせてくれると信じて過ごしている様子です。                                    私の愛すべき娘と息子との日々をご紹介します。(^∇^*)♪
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プロフィール
HN:
鈴蘭
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性別:
女性
職業:
介護福祉士
趣味:
娘と息子♪
自己紹介:
 発達障害の息子と共に歩む
母親です。
 毎日を楽しく過ごす事を
目標に頑張っています。^^
 それでもやっぱり楽しい
事ばかりではありません。
 時々グチもこぼしますが、
宜しくお願い致します。
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 今の派遣先の施設は、ハッキリ言って入居金は高いです。
入居されている方も、元お医者様、元、お花の先生、
元お琴の師匠様などなど結構な資産家の方々が入居されています。

 しかし、高いなら高いならではの施設の設備、衛生管理、
食事内容などは有料老人ホームでもトップクラスだと思います。
 スタッフは真夏を除く1年のうち9ヶ月以上はマスクを着用。
液体石鹸、殺菌剤、爪ブラシ、ペーパータオルはそこここに
置かれており、そうした手荒れの予防に数種類のハンドクリームも
置かれています。
 毎日の居室掃除、床は常にワックスがけ。
食器も洗浄器で洗浄の後、特殊殺菌液に漬け置きします。
 当然、スタッフの衣類は職場で洗濯、乾燥。
看護師さんも常勤。

 で~す~が~!
 やっぱり体調を崩す方はおられます。
今、流行り出したのがノロウィルス!
感染の疑い及び体調不良で一人の方が入院。
そして新たに今日、もう一人の方が居室待機。
そして、スタッフ4人が感染の疑いで自宅待機になっています。

 危ない・・・うつりたくない・・・
私は白血球が常に1万~2万あるので、
風邪等には強いのですが、問題は息子。
 私が感染し、菌を持ち帰る恐れがあります。
きっと息子は簡単に発病する事でしょう・・・(^^;ゞ 
 それだけはやめて~~~
 これ以上学校を休ませたくない~~~ぅぅぅ

 蕁麻疹がやっと治まり、やれやれと一息ついた今日、
新たな心配が増えました。。。(T T)

 蕁麻疹と言えば、多くの方から心配のメールを頂き、
とても感激しました。
 顔も見たこともない方々から、こんな息子に心配のメール・・・
本当に本当に嬉しく思いました。
ありがたく、大切に保存させて頂きます。
 本当にありがとうございました。
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 今働いている派遣先の職場に、
新しい人が研修に入ってきました。
 配属は他の施設になるそうなのですが、若い!
どう見ても、どっから見ても若い!
 スッピンだ! お肌もピカピカ~☆。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆

 それもそのはず、年齢を聞くと何と18歳!
平成元年のお生まれ!
 『わ・わ・わ! 娘と2年違いだ~!』と、ビックリ!

 高卒で入社なのかな? と思っていましたが、
現在はまだ高3で、○○高校に行っているとの事。
 ○○高校? 『う~ん・・・どっかで聞いた事があるけど何だっけ?』と
その子に聞くと、『通信制の高校なんです』との答え。
娘のお友だちが行った高校かと思い、家に帰って聞くと、
『知らないよ~』との返事。その瞬間に閃きました!
『あ!通級にパンフレットが置いてあった高校だ~!』と。

 そっか~。通信制だから、昼間に働く事も出来るんだ。
と納得。
 しかし卒業後は建築関係の専門学校に進学の予定との事でした。
それまでは、研修を終えたら土・日曜日のみ働くそうです。

 う~ん。。。しっかりしている。 偉いな~ と感心。
娘は明日、17歳になります。
しかし夢は大学に行って遊ぶ事・・・(T T)

 違い過ぎる・・・一体どうやって育てたらそんな良い子に
育つのか・・・(反省)

 しかし平成生まれの子がもう働く年になった事が
最大の驚きでした。(笑)
 頑張れ! 平成っ子!
 その人は太陽のような人でした。

 100歳近い体は丸まり、自力で立つことも寝ることも
食べる事も出来ず、たまに目を開けるくらいでしたが、
その時はいつも手を差し出し、その手を握ると本当に
嬉しいそうに微笑み、手を強く握り締めたまま、また
眠りにおちます。

 その笑顔は本当に周囲の人を暖かい気持ちにさせ、
スタッフだけではなく、他のご利用者様、いつも怒っている
認知症のご利用者様さえ、その人に手を差し出されると、
笑顔になって手を握るくらいでした。

 本当に愛されて育ってきて、少し寂しがり屋で、
部屋に寝かせて、出て行こうとすると泣き真似をして、
私も何度かその泣き真似で、戻ってしまい、手を握る。
そんな人でした。

 体調を崩し、1週間くらい前に入院をし、
今日の午後に息をひきとりました。

 ご家族は遠方にいらっしゃるので、うちの施設長が
危篤の知らせを受けてからずっと側についていました。
 そして、病院から式場に移動する途中に職場に寄って、
車の中に居るその人と最後のお別れをする事が出来ました。

 日勤で月に20日以上働いている私は、本当にその人と
接する時間が長く、癒される事がとても多かったです。

 派遣で働いているにも係らず、お別れをさせて頂いて
本当に感謝しました。

 背骨が曲がっていたその人は、いつも寝るときには右か左の
どちらかを向いて寝ていたのですが、お別れの時には上を向いて
いらっしゃいました。

 当然話しかけても反応は無く、手を握れば冷たいし、
それでも名前を呼び続け、頭を何度も撫でました。

 お別れの言葉は『ありがとう』

 本当にその人と会えた事を心から感謝して、
生涯忘れる事無く、心に刻み付けました。

 ありがとう

 心からご冥福をお祈りします。
 最近では派遣と正社員との待遇格差などが
話題になったりもしていますが、何と言っても
派遣の良いところは、縛られないところでしょう。

 会議やミーティング、ケアカンファレンス等には
当然参加しません。確かに不安定さはあるのですが、
仕事以外の時間ときっちり分けられているのは利点と
言えるかも知れません。

 今、気になるご利用者様がいらっしゃいます。
身体の苦痛から、精神的に不安定になり、
自殺願望を持っているのです。

 私が学校行事で4連休に入る前日にその方から
『詩』を書いた紙を頂いたのですが、何となくその内容は
遺書にも思えて、一応施設長には見せて、状況は伝えて
おきました。(施設長にも『詩』は届けられており(私の
内容とは当然違いますが)施設長も心配していました)

 傾聴。ご利用者様のお話に同意し、受け止め、聞き、
それによってご利用者様の心を安定に導くという事も
大切な仕事です。
 が、あまり入り込み過ぎないようにという注意もあります。

 社員が退職するときも、退職するまでご利用者様には
お知らせしません。なので、ご利用者様にしてみれば、
いきなり知っているスタッフがいなくなってしまったと
ショックを受ける方もいらしゃいます。

 私の気になるご利用者様。
当然、翌日から4連休になる話はせず、
その日は帰って来ました。

 しかし気になります。
 どうしても気になって仕方ないのです。
 今、どんな気持ちでいらっしゃるのか・・・

 どうしよう。どうしよう。どうしよう。。。と、悩んでいる私に
娘が『そんなに気になるなら、見てくればいいじゃん』と。
 しかし、『一人のご利用者様に入り込んだらダメだって
決まりがあるんだよ~』と、言う私に娘は
『ママは派遣だからいいじゃん』と。

 あ!
 そっか!
 なるほど~!

 例え派遣でもいい事ではないと解っています。
しかし私は翌日の朝早く(9時になると、施設長や、
方々が出社して来るので)車を飛ばし、仕事場に
行きました。

 朝のリビングはとても慌しいです。
そこに便乗してす~~っと、そのご利用者様のお部屋に。
幸いスタッフ・ルームにペットボトルのお茶を忘れていたので、
それを取りに来たついでに立ち寄ったフリをして
『おはよ~♪』と、声をかけました。

 少し話をし、今日から4連休になる旨を話し、最後に
『じゃあ火曜日に笑顔で会いましょう!』と言い、
またまた慌しいリビングをす~~っと通りました。
当然何人かのスタッフに『あれ?』と言われましたが、
『ペット・ボトル忘れちゃったから~』と、極めて笑顔で通過。

 私には確信がありました。
今日、約束の火曜日。笑顔で会えると。

 そして、その確信は現実になりました。^^

 全てのご利用者様が毎日を笑顔で過ごせるよう、
全スタッフ、そして私も頑張っています。
 この仕事を始めて早1年。
今の施設の前はデイ・サービスの施設にいたので、
基本的に自立が出来ている方が殆どで、
私のいた認知症のフロアも、70歳前後の方が
殆どでした。

 しかし今の施設は『有料老人ホーム』です。
いわゆる完全入居、完全介護が基本となり、
退居される方は殆どいらっしゃいません。

 先日、前のデイ・サービスでお世話をしていた
方が亡くなられたと、同僚からメールがきました。
末期の癌だとは知っていましたが、
まだ若い方でしたし、いつも笑顔で居られて、
その印象が強く、とてもショックを受けました。

 そして、先々週、先週と立て続けに、今の施設の
私の担当フロアのご入居様がお亡くなりになられました。
その前には私の担当外のフロアでもお一人亡くなられて
います。

 先週、お亡くなりになられた方は実に100歳以上。
大往生です。

 それでも私が入る以前から長くご入居されており、
少しずつ、力が無くなってきている事は私が見ても
明らかであり、特に今月に入ってからは衰弱が
激しかった方で、いつもその方の部屋の前を通る時、
名前を呼び、話しかけ『また後で来るね』と、言い続けて
来ました。

 生きること。

 自分では立てず、喋れず、見れず、食べれず、排泄できず、
それでもその方は生きておられました。
そして私も心の中では強く『生きて欲しい!』と、思っていました。

 しかし、100年以上頑張って生きてこられた方に
これ以上『頑張って!』とは言えませんでした。
その方は私なんかより、はるかに長く頑張り、
生きてこられた方です。

 痩せてしまった体、ミキサーでの食事、そして大量の投薬。
もしかして病院へ移せばあと数年は生きたかもしれません。
ですが、最後まで口から摂取し、日中も車椅子で他のご利用者様と
一緒の空間で過ごし、そして、本当に眠るように逝った方。
 生きることは何だろうという事を私はその方からしっかりと
学ばせて頂いた気がします。

 亡くなる前日(亡くなった当日は私はお仕事はお休みで、
訃報は休み明けに聞きました)10回以上、そのご入居者様の
お部屋に行き、『また来るね』と、その都度言っていた私でしたが、
帰る直前には『また来るね』とは言えませんでした。

 その時の私の休みは2連休の予定でした。
その間容態が急変するかもしれないという思いが私の中にあり、
一方的に『また来るね』とは言えなかったのです。
 そんな事を軽々しく言ってしまえば、この方はもしかして
苦しい思いで約束を果たそうとする律儀さを持っているのでは
ないか(実際には殆ど意識は無く、耳も聞こえていないのですが)
と、勝手に考えてしまい、しばらく寝顔を見た後で、
『お休みなさい』と、声をかけて部屋を後にしました。

 それがこの方にかけた最後の言葉であり、
最後に見たお姿でした。

 休み明け、真っ先にその方の居室に行き、施錠を解き、
空になったベッドの前で泣きました。
 本来、そんな事をしては他のご利用者様に見られた時に
察知されてしまう恐れがあるので、できない行動なのですが、
(ご入居者様が亡くなられた場合、他のご利用者様には
ショックを与えない為『退居された』と言う事になっています)
その時は朝食の時間で、皆さんはリビングにおられたので、
5分だけ、泣かせてもらい、その後はマスクをかけ、
赤くなった鼻を隠し、『花粉症』という事で、仕事をしました。

 生きること
 生きていること

 当たり前すぎてあまり考えない事ですが、
今の職場では毎日のように考える事です。
 そして、命の重みを痛感させられる仕事だと
自分の仕事に誇りと責任の重さを再確認しました。
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